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Reading:文を読み返してはいけないのか?

2012.05.12

先日、Web TOEFL受講生の方から

「Readingの問題を解く際に、理解しにくい文は読み返してしまうことが多い。読み返しをしてはいけないと聞くがどうしたらよいか」

というようなご相談をいただきました。

このようなご相談は過去に何度かいただいたことがあるので、ここでも回答することにします。

 

最初にお伝えしたいのが、

Readingセクションにおいて問題を解く時に、理解しにくい文を読み返すこと自体は悪いことではない

ということ。

Readingセクションでは、設問解答のポイントとなる文はできるだけ正確に意味を理解しなければなりません。
1度読んだときに理解が浅いのであれば、読みなおすべきです。


「読み返しをしてはいけない」

ですが、英文を日本語に訳して読もうとすると、英文を後ろから読んでいくことになるため、

「英文を日本語に訳することなく、前から後ろへの英文が提示する意味の流れのまま理解しないさい」

という意味合いなのでしょう。

TOEFLレベルにおいては、当然、いちいち日本語に訳すことなく、英文を理解できなければなりません。
日本語に訳して読もうとする癖のある方は、普段の取り組みにおいて、繰り返しの黙読や音読等により、英文をそのまま読み、聞き、理解できるようにしていく必要があります。

 

Reading問題の取り組みの後には、問題パッセージを「意味を理解しながら、スラスラと読める」状態にするべきです。


しかし、TOEFL iBT本試験においては、パッセージを読んでいて、理解しにくく、読み返しをしなければならないことがあっても問題ありません。
TOEFLは1問の正解不正解によって1点スコアがアップしたり、ダウンしたりする試験であり、設問で問われている箇所は、焦ることなく、丁寧に理解しようとすべきです。

 

もちろん、丁寧に問題を解いていると制限時間内に解き終わらないという方もいらっしゃると思いますが、設問の解き方に問題ないのにそのような状態になってしまうのは「読み返しをすることがあるから」ということではなく、「読み返しをしなければならない箇所が多いから」また「読み返しをしないときでも英文の理解が遅いから」です。

 

Readingのスコアが20点台前半までの方が、制限時間内に問題を解き終わらないのは極めて自然であり、嘆いても仕方がありません。
多くの問題への取り組みを通して、基盤としてのReading力が十分に高めながら、Reading問題解法を習得すれば、いずれ解消されます。

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