TOEFL Reading対策は単語だけやっておけば十分? その2

2012-03-17

CATEGORIES Reading対策, 単語力についてby.Katsurayama3 Comments

今回は、前回の投稿


TOEFL Reading対策は単語だけやっておけば十分? その1(2012年3月15日)


での予告通り、「問題集に取り組む必要性」について書きます。


これまでかなりのブログ記事を書いていますが、過去に私が「英字新聞や英文雑誌、Webでの英文記事を読んでReading力をアップさせよう」と勧めたことはないはずです。


(過去に「Writing力」アップのために日本語解説付きの英字新聞、週刊ST(英語学習者向けの英字新聞)を勧める記事を書いたことはあります。)


Writing表現力を高めるには その1(2010年7月13日)


なぜ私は「英字新聞や英文雑誌、Webでの英文記事によるReading力アップ」を勧めないのか?


英字新聞や英文雑誌、Webでの英文記事を読むことによって、TOEFL Readingスコアがアップしないということではありません。


英字新聞や英文雑誌、Webでの英文記事を読むことによって、TOEFL Readingのスコアはアップ「します」。


しかし、私はTOEFL Readingスコアアップには、英字新聞や英文雑誌、Webでの英文記事を読むことよりももっと効果的で効率的な方法があると考えます。


それがTOEFL Reading問題集への取り組みなのです。


TOEFL Reading問題集への取り組みが、英字新聞や英文雑誌、Webでの英文記事を読むことよりも、TOEFL Readingスコアアップに役立つと考える理由は以下の通り。


1.問題集(洋書)には多くの問題が収容されている。


例えば、Webで英文記事を10くらい読むと、かなり英文に触れた気になるかもしれません。

しかし10くらいのパッセージなら、問題集では、10-40ページくらいの分量でしかありません。
10パッセージ読んだくらいでは明らかに量が足りないことが問題集での取り組みでは分かります。


2.問題集には終わりがある。


量は多いものの、問題集に収容されている問題数には限りがあります。

その問題集を最後までやり切るという明確かつ達成可能な目標を持つことによって、学習が継続しやすくなります。
取り組みにおいて達成感を持つことは、長丁場になりがちなTOEFL対策において、極めて重要です。


終わりがあるからこそ、頑張れるものですよね。

(マラソンなどの例を持ち出すまでもなく)
小さな目標を達成し、自信をつけ、次の目標に向けて頑張れるからこそ、更に高いレベルの目標達成が可能になります。


3.問題の内容が、実際にTOEFL本試験で出題される可能性のあるものである。


本試験の問題のトピックが、問題集の問題と(かなり)似ていたということはよくあります。

また似ているトピックの問題が出題されなくても、様々な学問分野の問題内容に精通することによって、本試験の問題でよく使われるアカデミックな単語に事前に慣れておくことができます。


もちろん、Webの英文記事の中から本試験で出題されそうなトピックのものを探すことはできます。

しかし、そのような記事を探しているちょっとした時間の積み重ねが、限られた学習時間を大きく減らすことになっているかもしれません。


最後に


4.問題集には問題がある。


至極当然のことを言っていますが、非常に大切なポイントです。


そもそも、パッセージに付随する問題は、皆さんを引っ掛けることが目的ではなく、パッセージをちゃんと理解できているかを確認するためにあるのです。

(意外に、勘違いしている人が多いポイントです。)


問題への間違いはパッセージに対する理解不足を示します。

単に英文を読んでいるだけでは、自らの理解不足に気が付かないものです。


また問題があることによって、自分の解答のスピードを確認することができます。


以上、問題集への取り組みに対する主な利点を挙げました。


話を、この投稿のタイトル「TOEFL Reading対策は単語だけやっておけば十分?」に戻しましょう。


前回書きましたが、パッセージつきの単語集への取り組みによって、単語力の向上だけではなく、アカデミックな英文への慣れを養い、文法力を高めることができます。


しかし、問題に取り組まない限り、TOEFL iBTで求められているレベルでパッセージを理解できているかチェックすることができません。


単語力アップのために単語本への取り組みは有効です。

私も過去に単語本への取り組みについて書いてます。


単語本の取り組みによる単語力増強に関して その1(2011年2月9日)


単語本の取り組みによる単語力増強に関して その2(2011年2月20日)


しかし、単語本への取り組み「だけ」だと、パッセージの理解度を問題を通して確認したり、問題を解くスピードを意識したりすることができないだけでなく、正解にたどり着くための考え方が正しいかどうかを確認することができません。

(英語における分析的・論理的考え方を十分に知らない・慣れていない方は、私から見て非常に多いです)


ということで、TOEFL Reading対策として、単語対策だけを行うのは、ほとんどの方にとってお勧めしません。

問題集(基本的には洋書のものをお勧めします)にも取り組みましょう。

 

コメント
  1. fuji より:

    初めまして。
    いつもブログを拝見させていただいてます。

    単語力についてひとつ質問させて下さい。
    僕はトータル61点を目指しただいま単語を勉強しています。
    教材はアルクの
    「必ず覚えられるTOEFLテスト英単語3400]を使用しています。
    この教材は目標スコア別に
    60点、80点、100点と、分野別頻出英単語(生物、環境、数学など)の4つに分類されています。
    この中で、60点の部分だけ(880単語)暗記して本当に60点をとれるものなのでしょうか?
    それと60点レベルを暗記した後80点レベルに取り組むべきか、先に分野別頻出英単語に取り組むべきか、それとも単語の勉強をやめてセクション別の勉強に移るべきか迷っています。
    アドバイスを頂けると幸いです。
    よろしくお願い致します。

  2. Katsurayama より:

    fujiさん

    回答、お待たせ致しました。

    この本の「コア単語60レベル」とは、この本に

    「レベル60」は「TOEFL iBTで60点以上を目指すならば、この水準の単語は全て知っておく必要がある」という意味です。

    と書いてあるるように

    > 60点の部分だけ(880単語)暗記して本当に60点をとれるものなのでしょうか?

    というものではありません。
    60以上の獲得を目指すのならば、このくらいの単語は知っておかなければならないレベルと考えて下さい。

    ただ、単語力アップにどれだけ取り組むべきかは、スコアによります。
    まずは本試験を受験し、目標スコア獲得のためにそれぞれのセクションで何点上げる必要があるかを確認した上で、TOEFL対策として何に取り組むべきかを決めましょう。

    目標スコア達成のためには、単語力アップが必要という結論になったとしたら、その本を使うのであれば、まずはレベル60に取り組む。
    そして、まだ単語力アップが必要であれば80に取り組むというように、目標スコア獲得に必要なだけ取り組みましょう。

    TOEFLは単語力を向上すれば、必ずスコアもアップするというものではありません。
    単語力以外の弱点を見極めた上で、単語対策に取り組むべきです。

    Katsurayama

  3. fuji より:

    返信ありがとうございます!
    まずはレベル60を完璧にしたのちに、セクション別の勉強を行いながら単語対策も同時に必要な分だけ進めていこうと思います。

    これからもブログを参考に勉強をがんばろうと思います。

    ありがとうございました。

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