大学院留学最初のセメスター その5

2011-09-19

CATEGORIES 大学院留学最初のセメスター, 自己紹介by.Katsurayama4 Comments

(2011年9月12日のブログ投稿「大学院留学最初のセメスター その4」の続きです。)


今回は、私が留学中、聞き取りにおいて意識したことを書きます。


TOEFLのリスニングに苦労した(している)方は、留学すると、授業で教授やクラスメートの発言が理解できないという状況に間違いなく追い込まれるはずです。


しょうがありません。

実践の英語の聞き取りは試験よりも難しいのですから。


でも「TOEFLで高得点を取れたから、実践でさらに実力を高めるチャンスを得ることができたのだ」と前向きに考えましょう。


スポーツでも始めたばかりの頃は、うまくできないものです。しかし、3ヶ月、半年と続けていると、様になってきますよね。

やめることなく、続けることが何よりも大切です。


聞き取れない、理解できないからといって自らを追い詰めても仕方がありません。まだ始まったばかりなのです。

できなくて当然です。


だからこそ、最初からすべてを理解することを諦めましょう。

分からないところはスルーでかまいません。
聞き取れなかったところを考えても、分からないままになってしまうことの方がずっと多いはずです。
分からないところは無視して、次に集中すべきです。


徐々に聞き取りに慣れてくると分かることですが、クラスメートはそんなに大したことを言っていません!


聞き取り力がさほど高くないにもかかわらず、現在在籍しているプログラムの合格を勝ち取ったあなたは、クラスメートが感心するほどの能力を持っています。(間違いありません!)

自らの才能に自信を持って毎日を送ってください。


私自身も、大学院留学最初のセメスターでは、授業での教授やクラスメートの発言すべてを理解しようとはしないことにしました。


分からなかったところは気にしない。

次に集中。
分からなかったところが重要そうなときは、授業後、クラスメートに聞いて確認すればいいのです。


そもそも私はもともとあまり人の話を聞いていないタイプ。人の話を聞いている途中、自分で考え事をしてしまうことが多いのです。

(小学校の通知表には、授業中、先生の話を聞いていなく「心ここにあらず」の状態と書かれていました。)
日本語でも聞いていないのなら、英語でも聞いていなくて(聞けなくて)当然です。


皆さんも日本語なら、聞き取れないところがあっても、そこが重要なことでない限り、気にしないはずです。

まだまだ始まったばかり。分からないところは気にせず、できるだけついていくことを心がけましょう。


とは言っても、授業中、自分に質問されたときは、理解できていないと困ったことになります。


自分への質問が分からないときはどうするか?


再度、質問を言ってもらいましょう。

質問は必ず理解しなければなりません。


日本語での質問が聞き取れなかった、理解できなかったときと同じ事をすればいいだけです。


大切なのは、聞き返す、確認する勇気をもつこと。

質問が分からなければ「すみません、質問が分かりません」と伝えましょう。


分からないときは「分からない」と伝え続けていれば、教授やクラスメートはあなたに質問をする際、分かりやすく伝えようと意識してくれるようになります。


「分からないところは気にしない」


しかしそれだけでは、根本的な問題の解決にはなりません。基盤としてのListening力が向上していかないと、クラスにおいてより分かるようにはなりません。


では、留学中、Listening力を高めるにはどうしたらよいか?


詳しくは近々別の機会に書くつもりですが、一番大事と思われることをひとつ。


英語を使う機会を増やし、日本語を使う機会を減らす。


「そんなのあたりまえ」と思われるかもしれませんが、日本語を使っている時間、多くありませんか?


留学中、


日本人と話していることが多い

ネットでは日本語の情報を追っていることが多い
ネットを通じて、日本語でコミュニケーションをはかっていることが多い


という場合、その分、英語を使う機会が減少し、結果、自らのListeningやSpeaking力は向上しにくくなります。


「留学したけど、英語力はあまり伸びなかった」


という方のほとんどはこのパターンに当てはまります。


「日本語を使う機会が多いのは仕方がない。留学中、日本人同士の人脈を築くことが将来の就職や起業に役立つから。」


当然、それもアリでしょう。
実際に留学後、仕事で英語をほとんど使わないという方は多いでしょうし。


日本人との人脈作り > 英語力のアップ


が明確ならば、英語力がなかなか向上しないことはあまり気にせずに、授業からは自分が得たいと思っている部分だけ得らればOKとしましょう。


しかし、そこまで割り切れる人は少ないのが現実ではないでしょうか。


ブログのコメント欄に、留学を始めたばかりの方々から、留学生活での苦悩をお知らせいただきました。

またメールでも、TOEFLで極めて高いスコアを取ったかつての受講生の方から、授業に「全くついていけません」というご報告をいただきました。


初めてのセメスターを過酷と感じられている方は少なくないようです。


そのように感じられている方々が現状を打破するには、日本語を使う時間をできるだけ減らし、英語を使う時間をできるだけ増やしていかなければなりません。


「日本語ゼロにしなさい」とまでは言いません。

中には、日本人との付き合いを絶ったり、日本人とも英語で話す人がいらっしゃいます。
英語力を伸ばすには、非常に良い方法だと思います。


しかし、誰でもできることではないので、私はお勧めしません。

日本に残してきた家族や恋人とSkypeで話すときもあるでしょうし、留学中、日本人同士で情報交換をするときもあるでしょう。


ただ、留学中自らの英語力を飛躍的に向上させたいのなら、日本語を使う機会をできるだけ減らすようにしましょう。


日本に住んでいたら、そんなことできません。

留学中だからこそ、できることです。
そんな貴重なチャンスを有効活用したいと思いませんか?


You can’t win them all.


「選択と集中」が大切です。


このシリーズ、次回は、私自身が最初のセメスターをどのように終え、次のセメスターをどのように過ごしたのかを書くつもりです。

コメント
  1. KOKO より:

    はじめまして、KOKOと申します。
    先日WebTOEFLのIntegrated Writing4日コースを終了しました。大変ためになる講座を用意していただきありがとうございました。毎日パソコンの前で葛山先生の授業を受けるのはとても楽しく、おかげさまでIntegratedに対する苦手意識はすっかりなくなってしまいました。
    ただ、これからの取組みやスコアメイクについてのビジョンがあまりはっきりしておらず、先生からアドバイスをいただけないかと思い投稿させて頂きました。

    現在理系の大学に通っている1年生で、来年アメリカの大学に進学するためにTOEFLを勉強しています。今まで海外経験はなく、受験勉強以外で英語を使うことはなかったです。
    今年の四月に初めてTOEFLを受け、スコアは82点(R28 L28 W14 S12)でした。このときは前日にOfficial GuideのPractice Testを解き、受験勉強の単語帳の復習をするという対策をしました。それ以降は受験していません。前期の授業が終わるまで授業以外で英語には触れておらず、8月から本格的に勉強を始めたところです。

    これからの試験は10/22、11/26、12/11を予定しております。〆切は12月の末までで、大学が要求しているスコアは100点です。現在まで次の教材を使って勉強してきました。

    Reading→Barron’s、TOEFL英単語3800
    Listening→CNN English Express、Delta、Barron’s
    Writing→WebTOEFL、Barron’s essay、TOEFLライティングゼミ
    Speaking→Developing Skills for TOEFL iBT、英語耳

    先生のブログで紹介されている勉強方法(シャドーイングやテンプレート等)を適宣選択してすすめています。勉強時間はこの夏休み70h/weekで、どのsectionも2.5h/dayくらいの時間をかけて均等にやってきました。これから後期の授業が始まりますが、授業のコマ数を減らして最低50h/weekは確保したいと考えています。これまでの感触としてはRとLでのミスは滅多にしなくなり、W(Integrated)はWebTOEFLの講座のおかげで進むべき方向が見えてきました。しかしW(Independent)とSpeakingの目処が全く立っていません。どちらもテンプレートは覚えているのですが、内容の部分で良い英文が思いつかず苦労しています。今まで塾に通ってなかったので、どこか行くべきなのかと最近は考えています。また、出願に必要なテストとしてSATという難度の高い試験があり、そろそろReadingの勉強をそちらの対策へ移行していい時期なのかどうか迷っています。

    100点獲得のためにこれからどのようなことをしていけばいいでしょうか。他の書類作成もあるので、できるだけ早めにスコアを出したいと思っています。宜しくお願いします。

  2. Katsurayama より:

    KOKOさん

    > 今年の四月に初めてTOEFLを受け、スコアは82点(R28 L28 W14 S12)でした。

    スコアは 82(R28, L28, S14, W12)でいいでしょうか。
    (Sでは12というスコアは出ないので)

    正直、どのようにアドバイスすればよいか分からず困っています。
    というのは、S14, W12というスコアが、R28、L28が取れているKOKOさんのSWの力を正確に表しているとは思えないからです。
    おそらく初回の試験だったので、面食らってしまった、またどのように回答したらよいか分からなかったのではないでしょうか。

    もし可能ならば、9/24、25に本試験を受験し、再度自分の実力を確認することをお勧めします。
    それができない場合は、ETSのTOEFL公式模擬試験 Complete Practice Test(TOEFL Practice Online)の受験をお勧めします。

    http://toeflpractice.ets.org/

    ただ、Complete Practice TestのSWは自動採点プログラムによって採点されるので、スコアがかなり高めにでることが多いと言えます。
    あくまで参考程度で判断しなければなりません。

    本試験やComplete Practice Testのスコアをお知らせいただければ、結果に基づいてアドバイスをします。

    あと

    > 今まで海外経験はなく、受験勉強以外で英語を使うことはなかったです。

    ということですが、TOEICや英検、またセンター試験でのスコアなどKOKOさんの英語力をはかる指標となるものがあればお知らせ下さい。

    以上、よろしくお願い致します。

    Katsurayama

  3. KOKO より:

    お返事いただきありがとうございます!

    申し訳ありません、スコアの方を確認してみたところ先生の仰る通りS14、W12で82点でした。
    たしかに準備が少なく、どのような試験かもよくわかっていませんでした。Speakingは度々沈黙していて、Writingはタイピングが極端に遅く書き終わらず…、というような状況でした。ただ、高校のときからやってきた勉強も明らかにinput中心なので、SpeakingとWritingができないのも当然なのかもしれません。

    他の試験としては去年のセンター試験英語がR196/200、L50/50でした。TOEICや英検は受験したことがありません。

    運良く会場が空いていたので、24日に試しに受験してみます。スコアがわかりましたら、アドバイスの方宜しくお願いします。

  4. Katsurayama より:

    KOKOさん

    > Speakingは度々沈黙していて、Writingはタイピングが極端に遅く書き終わらず…、というような状況でした。

    Speakingはとにかく話し続けることが大切です。
    またSpeaking対策として以下を参考にしてください。

    https://www.tofure.com/blog/?category_name=speaking

    9/24の結果、お待ちしています。
    (またそれぞれのセクションで上手くいった、失敗したなどの簡単な感想も是非お知らせ下さい。)

    KOKOさんの基盤としての英語力がかなり高いのは分かります。
    今回の受験の目的は、目標スコア達成ではなく、ベストを尽くし、現在の自分の実力を測定すること。
    上手くいかなくても気にせず、できるだけ頑張ることを心がけましょう。

    Katsurayama

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