大学院留学最初のセメスター その2

2011-09-02

CATEGORIES 大学院留学最初のセメスター, 自己紹介by.Katsurayama6 Comments

(2011年8月31日のブログ投稿 「大学院留学最初のセメスター その1」の続きです。)


大学院留学での私の苦難はそのクラスにとどまりません。


他のクラスでも、ほとんど発言できませんでした。


あるクラスでは、教授の指示により、毎回、学生が4-5人のグループを形成し、課題の読み物に関してお互いに意見を述べることが求められました。
これは過酷でした。


週2回のそのクラスのために、毎回多量に読まなければならないだけではなく、内容に対して、その都度形成されたグループ内で学生同士、意見交換をしなければなりません。
教授は、特にディスカッションのポイントを指示することなく、課題の範囲に対して学生同士が自由に意見を述べ合い、グループの意見をまとめることを求めたので、私は、グループのメンバーが課題の読み物のどこについて話しているのかが分からなくなることもありました。


ある日の夕方、翌日のグループディスカッションに備え、課題に取り組んでいると、同じ寮に住んでいたカタール人の友人からの電話がありました。
電話口で尋常じゃない様子を察知し、彼の部屋に行くと、そこには、同じように頼まれてやって来たアメリカ人の友人もいました。
そして、カタール人の友人は、前日、自らの身に起こった衝撃的な出来事を私たちに話し始めました。
アメリカ人の友人と私は、更なる被害を避けるためにそのまま、彼のそばにいることにしました。


夜中の2時を過ぎ、もう安心できる状況になったと判断し、それぞれの部屋に戻った私とアメリカ人の友人は電話で、カタール人の友人の今後のサポートについて話しました。
電話を切った後、心身ともに疲れ果て、数時間後に始まるクラスの課題に取り組める状況でもなく、また、準備しようとしても時間が十分にないのは明らかでした。


朝を迎え、課題は半分くらいしか読み終えていませんでした。
読み終わっていなければ、当然、課題の内容に対して自分の意見を述べることはできません。


私は授業をサボることにしました。


どうせサボるならと、その日、New York City近くのニュージャージーに住む友人に連絡し、その日(確か金曜日)から週末にかけて泊めてもらうことにします。


New York City行きの列車に乗る駅に向かうために、寮の近くからバスに乗る私。
ところが、乗ったバスには私がサボるクラスに向かうクラスメートの韓国留学生の女性が。


「クラスには向かわずに、これからニュージャージーに住んでいる友人のところに行くんだ」とクラスメートに伝える私。


その後、彼女とどのような会話をしたかのか記憶にないのですが、そのときの私の感情は今でもよく覚えています。
現実逃避をしている自分を見られ、最悪の気分でした。


しかし、このときを境に私は開き直り、分からないなりにクラスについていくことを心がけます。
クラスも後半に入るころには、様々なエスニックバックグラウンドをもっているクラスメートたちの癖のある話し方に、徐々に慣れてきました。


とは言っても、自主的に発言することはまだほとんどありませんでした。


当時の私が、より聞き取れるようになってきたのは、週2-3回、毎回3-4時間働いていたパートタイムの仕事のおかげも少しはあったかと思います。

次回は、大学院のクラスを取り始めたときと同時期に始めたアルバイトについて書くつもりです。

コメント
  1. S より:

    葛山先生、お久しぶりです。
    去年の11月にTOEFLを終え現在アメリカに留学中のSです。
    夏学期が終わり、秋学期が9月下旬から始まるので今は夏休みです。

    私も夏のクラスの間は自主的に発言をほとんどできずに終了しました。しかし発言力よりもリスニング力を上げる必要性を感じております。

    まだまだこれからですが頑張っていきたいと思います。

  2. Katsurayama より:

    Sさん

    お久しぶりです。
    コメント記入の際に書いていただいたメールアドレスからどなたかわかりました。
    (メールアドレスは表示されませんが)

    初めてのセメスターであった夏学期は一番しんどい時期になるはずです。
    今後、状況は徐々に変わってくるはずです。
    ブログの投稿は、今のところ絶望的な内容ですが、今後、希望が持てる展開になりますので、楽しみにしてください。

    おっしゃるとおり聞き取れないと何も話せません。
    休みの間は、できるだけ英語を話さなければならなない人たちと過ごし、聞き取りに慣れる機会を多く取りましょう。

    今後何か相談したいことでもあれば、以前と同様、メールを下さい。
    Sさんのチャレンジをこれからも応援し続けます。

    Katsurayama

  3. Y より:

    葛山様、

    ご無沙汰しております。ウエブトフルでお世話になったYです。7月に渡米し、サマースクールを経て、先週から本コースが始まりました。

    私の現在の状況としては、葛山様がブログに投稿されている内容に驚くほど似ています。周りの会話があまり聞き取れず、日々、何かに脅えるように生活しており、本当にこちらでやっていけるのか不安でたまりません。ですが、葛山様でさえあのような苦しみを経験されているのですから、私が苦しんで当然という気持ちになりました。ブログの続きを楽しみにしております。それで、私も少しは救われる気がいたします。

    それでは。

  4. Katsurayama より:

    Yさん

    お久しぶりです。
    Yさんがどなたかは、コメント記入の際に書いていただいたメールアドレスから分かりました。

    今回の投稿のシリーズを書いているのは、
    「もうすぐ9月だから、ちょっと前までTOEFLのスコアアップに苦労されていた受講生の皆さんが留学しての最初のセメスターをむかえる時期だな。自分の留学最初のセメスターはほんっとうににキツかったが、ウェブトフルのコースを取っていた人たちは(TOEFLスコアアップに苦労していたわけだから)、昔の自分と同様、きっと過酷な毎日を過ごすことになるだろう。今でもこのブログを読んでいる人は多くはないだろうが、その人たちを少しでも勇気づけることができたら。」
    と考えたからです。

    実際に私に起こったこと、私が感じたことをできるだけ正確に伝えるために、過去の自分の恥部をさらけ出しながら書いていますが、それが救いになるのであれば幸いです。

    Katsurayama

  5. YFUJI より:

    初めて書き込みさせて頂きます。
    2010年大阪在住時にライティングintegrateのみ受講させて頂いたものです。このコースのおかげでgoodが出るようになり、結果TOEFL100点に届いたのでとても感謝しております。残念ながら自分の一番行きたかったアメリカの学校には手が届きませんでしたが、7月から香港のMBAに留学しております。

    それで、今回まさに葛山さんのこの記事の状況に自分もおかれており(ある意味もっと悲惨かもしれませんが)勇気づけられると共に、他にも同じ様に苦しんでる方がいらっしゃるんだということも分かったので(他の方のコメントから)、書き込みさせて頂きました。

    私も今留学ブログを書かせて頂いてるのですが、本当に苦しんでおり、その気持ちをみっともない&恥さらしですがそのまま書いてしまっています。というのも、自分と同じく苦しんでる人や、将来苦しむであろう方々が自分のブログを見つけてくれて、自分だけではないんだ、と勇気づけられる可能性もあると思ったからです。

    正直自分はまだ始まったばかりで、全く何も打開できておらず、前向きなこと、解決方法は書けていません。でも、周りの人にも支えられながらなんとか頑張っている状況です。今後、少しずつでも状況を打開して頑張っていきたいと思っています。

    おそらく、留学関係者でこのブログを覗く方は結構いらっしゃると思うので、先に書きこまれているような方にも自分のブログが見て頂けるよう、ここにリンクさせて頂きます。

    http://plaza.rakuten.co.jp/yoheif2011/

    留学後まで配慮されたブログの記事を書かれるのは素晴らしいと思います。
    ありがとうございました。

  6. Katsurayama より:

    YFUJIさん

    コメント、ありがとうございます。

    メールアドレスからどなたか確認いたしました。
    最終的に100を超えたのですね。
    そして、香港のMBAへの合格、おめでとうございます。

    苦しんでいらっしゃるようですので、「おめでとうございます」というのはふさわしい言葉ではないかもしれませんが、自分を大きく成長させるためにはそれだけの苦しみが必要と考えます。
    楽なものなら、得られるものも少ないはずです。

    海外留学は、日本からの多くの留学生にとって過酷なチャレンジになりますが、だからこそ、そこをサバイブできたときは、単に一回り成長しただけではなく、これまでとは異なる自分を見つけられるようになります。
    現在の自分とは異なる自分になるために、何を諦め、何に集中するかを意識しながら、毎日を過ごしましょう。

    ブログのリンク、ありがとうございました。
    自分以外にも同じような境遇の人がいると分かり、救われる方もいらっしゃるでしょう。

    Katsurayama

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