【再掲】中国TPO Listening問題 300題に取り組んだが、Listeningがほとんど伸びなかった … その3

2020-10-14

» 中国TPO Listening問題 300題に取り組んだが、Listeningがほとんど伸びなかった … その2

 

の続きです。今回のブログ記事では、これまでTPOのListening問題すべて(300題ほど)に取り組んだMさんがトフレのListeningコース受講をどのように進めていくべきかについて書きます。

 

あくまでトフレのListeningコースをどのように受講していくかという内容になりますが、受講生でない方にも自分の学習を振り返る機会になるかもしれません。

 

Mさんのように

 

多くのTPO問題に取り組んだが、スコアが(あまり)伸びなかった

 

のでトフレのコースを取ることにしたという方は結構いらっしゃいます。「その2」に書きましたが、

 

そのような方のほとんどは、未消化のまま問題に取り組んでいる、または自分では未消化になっていることに気づかずに進めています。

 

まず、多くのListening問題を聞いて(解いて)いればListeningスコアはどんどん上がるとは考えないでください。

 

そのような方法でListeningがスコアアップする方もいらっしゃるでしょう。しかし、Mさんのように結果が出ない方も多いので。

 

私は「消化」「未消化」という言葉をよく使いますが、Listeningにおける消化とは大まかには、問題音声を聞いたときに

 

聞き取れなかった表現が聞き取れるようになる
理解できなかった表現が理解できるようになる

 

こと。問題への取り組みを通して、最終的に問題音声を聞いたときに「表現が聞き取れ、意味が分かる」ようになっていれば、その問題を卒業してOK。次に移りましょう。

 

MさんのListeningの取り組み方の問題点

 

MさんはListening問題への取り組み方について

 

問題を聞く →  解答 →  再度問題を聞く → 再度解答 → 文章を見ながらシャドーイング → 文章を見ながら聞いても文意がわからないところは調べながら一度聞く → 文章を見ないでシャドーイング(全体を流して2-5回) → 一言一句ではなく、文章を聞きながらイメージがわくようになったら終了

 

とお知らせいただきましたが、基本的には表現すべてが正確に聞き取れた上で、意味が理解できるようにならなければなりません。(どうしても聞き取れないところがあるときは、無視して次に進みましょう)

 

Mさんは「文章を見ないでシャドーイング(全体を流して2-5回)」していたとのことですが、(音声)シャドウイングを行うならば、意味が理解しながら(音声)シャドウイング「できる」状態になるのがゴールになります。

 

問題全体に対して「意味を理解しながら、(音声)シャドウイング『できる』」なら、一言一句聞き取れているはず。

 

(音声)シャドウイングをする場合、「シャドウイングできない」ところを「できるようにする」ことが大切です。その「シャドウイングできない」ところをできるようにするために、黙読、音読、スクリプト(を見ながらの)リピーティング、復唱などを行うことが求められます。

 

(Mさんの取り組みがそうであったかは分かりませんが)「『できない』を『できる』に変える」作業をせずにただ繰り返し聞いたり、シャドウイングしても効果が出にくいと考えます。

 

では、MさんはどのようにしてListeningコース受講を進めていくのがよいか。

 

注意点:トフレのListening Delta 18Dayコースで使用するListening Delta教材は本試験の問題と比べれば易しいが、問題の難易度が低いから学習の効果が低いと考えてはいけません。TPOからTOEFL対策を開始する人は、とにかく本試験の問題を多く解くことを重視しがちなのですが、一度その考えは捨てましょう。最初は、問題タイプ別に分類された易しめの問題を通して解法を習得し、その後、OGやOfficial Testsの問題を通して本試験でも解法を実践できるようになることを狙いとしています。

 

Mさんにお勧めする受講の流れ

 

① 解法や学習法を学びながら、まずListening Delta 18DayコースのDay11まで受講を進める

 

コース教材の取り組みにおいて「問題に正解したらOK」「だいたい理解できたらOK」とは考えないでください。聞き取れなかったところ、理解できなかったところを授業で紹介する学習法の実践により潰してから次の問題に移りましょう。Day11までとなっているのはそこまででListening学習法の紹介が一通り終わるから。

 

② その後は、L OGコースのDay1 → L Delta Day12 → L OG Day 2 → L Delta Day 13 … と交互に2コースの受講を進める

 

※ Mさんにはご相談内容のブログ掲載の謝礼として、Listening OG 8Day演習コースを無料提供しています。

 

このように交互に進めると同じころにListening 2コースが終了します。
通常であれば、Listening 16-17点の方へは、Listening Deltaコースの受講終了後

 

A)Listening Delta教材の復習が終わってから、Listening OGコース受講に移る
B)Listening Delta教材の復習と並行して、Listening OGコースの受講を進める

 

のいずれかをお勧めしています。

 

しかしTPOの問題を全部解いたような方には、難易度が下がる問題への最後までの継続は物足りなく感じると推測されるため、コースが半分ちょっと終わってから、ETSの問題との並行に移ったほうがモチベーションが保ちやすいと考えての判断です。

 

③ 2コースの受講が(アサインメントも含め)終了した時点で、私に取り組みの感想を報告

 

もちろん受講の途中で(例えば、Listening DeltaコースがDay 9や11まで終わったときにでも)取り組み状況をご報告、ご相談いただいても結構です。

 

④ 状況によってではあるものの、以下などの公式模試(TPO)を受けてその時点でのListening力を測定

 

» TOEFL iBTの公式模試、37%引きで受けられる裏技教えます!

 

ただMさんの場合、TPO問題すべてに取り組み済みなので、すでに解いたことがある公式模試では実力判定が困難です。その場合、Official Tests(赤い本)Vol. 1にはTPOにない問題も含まれているので、その問題の正解数・正解率に基づいて大まかな実力判定を行うのがいいでしょう。

 

» TOEFL iBT Official Guide、Official Tests Vol. 1 & 2で使われているTPO問題はどのVolume?

 

③と④の状況によってはDelta、OG教材の復習にどのように取り組むか、または全く取り組まないかを決めるのがよいと考えます。

 

⑤ その後、OGコース内で単語リストや解説Q&Aを提供しているOfficial Tests(赤い本)への取り組みを進める

 

⑥ Official Tests 2冊への取り組みが終了して、更なるスコアアップが必要なときは OG、Official Testsで扱われていないTPO問題を再度解き直し、授業を通して学んだ学習法を実践していく

 

Deltaコースにおいては必要に応じてでよいのですが、OG、Official Testsでは、問題1題に取り組んだあと、その問題に対する解説Q&Aの流し読みをお勧めします。これまで自分では分かったつもりでいた箇所が解説されていたり、自分の理解が間違っていたところが見つかることもあるはず。膨大な量の解説Q&Aすべてに目を通すのは時間がかかるので、Delta教材においては全解説を読む必要はなく、自分で疑問に思ったところだけで結構です。

 

上記①-⑥までの作業はかなりのボリュームに思われるかもしれませんが、TPOの問題すべてに取り組み済みなら OG、Official Testsの多くの問題は取り組み済みなので、初めてその問題に取り組むよりも時間がかからず、速く進められるでしょう。とはいえ、1問1問に対して丁寧に取り組むことを心がけてください。

 

授業の中では、TOEFLの問題に対する(音声)シャドウイングは難易度が高いアクティビティなので、Listeningスコアのほとんどが22以上である方のみにお勧めしています。しかし、なんとなく問題全体が聞き取れ、意味が分かるような気がするときは、問題全体に対して(音声)シャドウイングをして、ちゃんとシャドウイングできているか確認してもいいでしょう。
すべてシャドウイングできているなら、一字一句取れているということであり、それで意味がすべて取れるならその問題は卒業になります。

 

最後に

 

「TPOの問題に取り組んでいればListeningスコアが上がる」と考え、十分に消化されないまま問題を多く(場合によっては全部)取り組んでしまうと、その後に取り組むべき新しい問題がなくなってしまったり、公式模試で実力測定ができなくなってしまいます。結果、スコアの伸びにくくなってしまう恐れがあります。

 

Mさんの場合、先のことを考えず、まずは①でのListening Deltaコース半分過ぎまでに受講に集中しましょう。繰り返しますが(すごく大切なので)、正解できていればOK、だいたい理解できていればOKと考えることなく、学習法の実践の上、完璧に聞き取れ、その上で意味が分かるようになることを目指してください。このようなことは授業内でもお伝えしていますので、授業で求められることを着実に実践していきましょう。

 

 

コメント
  1. noris より:

    こんにちは。

    2021年のLLM留学を考えているものです。
    いつも有益な情報をありがとうございます。

    TOEFLのスピーキングについてご教示いただきたいことがあります。
    現在のTOEFLのスコアは104(R30、L29、S19、W26)あるのですが、あまりにスピーキングが低すぎること、できればHARBARD、STANFORDといった上位ローに合格したいこと、来年は今年deferした入学者で枠が埋まり競争が激化するおそれがあることから、もう少しスコアをあげたいと思っています。

    しかし、スピーキングの点は3回連続で19であり、貴サイトでまとめていただいている対策法を熟読し、TPOを解き、テンプレも使った上での点数ですので、伸び悩んでいるのが現状です。

    Q1ですぐに理由を2つ思いつけないこと、Q2-4で時間内に聞いた内容をまとめきれないことが原因と考えています。

    恐縮ですが、スピーキングで20点台前半に至るため、なにかアドバイスをいただけないでしょうか。

    長文失礼いたしました。
    どうぞよろしくお願いいたします。

  2. Katsurayama より:

    norisさん

    ブログ上で回答しました。以下をご確認ください。

    https://www.tofure.com/blog/?p=23445

    Katsurayama

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