【最終回】今 65(R 21, L17, S13, W14)目標 85 → 105 のためのTOEFLスコア獲得戦略 その4

2019-12-23

CATEGORIES 100点を目指す, 105点を目指す, スコア獲得戦略by.Katsurayama0 Comments

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» 今 65(R 21, L17, S13, W14)目標 85 → 105 のためのTOEFLスコア獲得戦略 その3

 

の続き、今回が最終回です。

 

「その3」では、85点くらいなった後、更にアップして105以上に到達するためのWriting、Reading対策について書きました。今回は、105以上獲得のためのListening、Speaking対策についてです。

 

Listening

 

Listeningは23 → 27, 28と4-5点のアップを狙うことになります。

 

ではListening 23と27-28はどのくらい違うのでしょうか。
現在の新形式のTOEFLに対応した模試 TPO31 のスコアと正解率から判断してみましょう。

 

Listening 23:75%の正答率(全28問中7問間違い)
Listening 27-28:89-93%の正答率(全28問中2-3問間違い)

 

Listening 23点なら「大まかには聞き取れている」と言えます。
会話 × 2 + 講義 × 3 = 全5題 において、2題くらいは全問正解したり。
でも理解度が70-80%くらいの問題もあったり。
「20-30%くらいが理解できない」という状態だと、かなり焦りますよね。
なんとなく「こんな話」とまでは分かるが、細かなところが理解できない …
23点だとそんな感じでしょうか。

 

Listening 27-28だと「問題のほとんどを理解できる」実力があります。
不正解の数は2-3問なので、5題中3題くらいは全問正解。
3題くらいは最初から最後までふむふむと理解できる。
2題くらいで「おおまかな内容は理解できているが、ちょっと自信のないところがあった」結果、1-2問間違ってしまう。

 

正解率で言えば75% → 90%なのでその差は大きくは感じないかもしれませんが、実際のところ理解度の差はかなりあり、「Listeningはよくて23」という人が、その後Listening対策をほどんどせずに何度も受けても、Listeningで27-28が出ることはほとんどありません。
迷ったり、自信のなかった選択肢がたまたますべて正解して27-28が取れたとしても、実力が向上して獲得できたスコアでなければ、次回以降は下がります。
よって、27-28獲得のためにはListening力を大幅に向上させる必要があります。

 

Listeningで数点のアップは、英語圏の学校に通って英語に囲まれた生活を送っていたら1-2年後に達成できるくらいのもの。
そのくらいの大きな差があると考えてください。
では、それよりももっと短い期間で、英語に囲まれた日常を送っていない人がそれだけのアップを達成できるかというと、それはTOEFL対策に集中して取り組んでいるから。
もちろんTOEFL対策をどのように進めるかによって大きな違いが生まれますが、効果的な学習法の実践によりTOEFLの問題を「表現が聞き取れ、意味が分かる」ようにしていくことで、TOEFLにおけるListening力は着実に向上していきます。

 

まずは85点を目指す段階で、Listening対策はトフレのコースを受講いただくことを前提としてお話しましたが、Listening力が最初の17からスタートして23が取れるようになったころには、Deltaコース、またはOG演習コース受講も含めて解法・学習法が身についているので、その後は授業を受けることなく Official Tests(赤い本)2冊に対してOGコース内で提供している「単語リスト」や「解説Q&A」「質問メール」のサポートを受けながら取り組み、27-28を目指していくことになります。
Official Tests(赤い本)を2冊終えるころには、またはその前の段階でListening力は大幅に向上します。

 

なかにはOfficial Tests(赤い本)2冊を終えても更にListening力を伸ばさなければならないケースもありますが、そのような方でもTPO問題を自分で進めていく自力は十分に身についていると言えます。

 

23 → 27, 28の差は大きいものの、ETS作成の問題を着実に消化しながら進め、ひとつひとつの問題を「表現が聞き取れ、意味が分かる」ようにしていけばTOEFLにおけるListening力は向上していきます。

 

Speaking

 

Speakingは17 → 22, 23と5-6点のアップを狙います。

 

これは「4のタスクのほとんどで評価点2」という状況から「4つのタスクすべてで評価点3」の獲得を目指します。
評価点2と3の違いの詳細は是非以下の過去記事からご確認ください。

 

» TOEFL Speaking:評価点2と3の違いを探る(Independent Task編)

» TOEFL Speaking:評価点2と3の違いを探る(Integrated Task編)

 

評価点3を獲得するには、Independent Task(新Q1)、Integrated Tasks(新Q2, 3, 4)のどちらにおいても、3つの評価項目(Delivery, Language Use, Topic Development)のうち、少なくとも2つにおいて評価点3レベルの回答ができなければなりません。

 

3つの評価基準における評価点3レベルの回答とはどのようなものか確認しましょう。
Topic DelvelopmentにおいてはIndependentとIntegratedで内容が変わるので分けています。

 

Delivery「話すペース・流暢さ、明瞭な発話、発音、イントネーション」

 

<3点の回答の特徴>

話はだいたい分かりやすい。スラスラと話しているところもある。
でも発音やイントネーションが少し分かりにくかったり、話のペースが一定でなかったりと、採点官が意識的に理解しようとしなければならないときも。
とは言っても、全体的にはまあまあ理解できる。

 

Language Use「語彙・表現と文法・構文の豊富さや正しさ、自然さ」

 

<3点の回答の特徴>

まあまあ自然に話せているし、文法や語彙は効果的に使えている。
問題内容と関連した考えをまあまあ論理的に述べている。
語彙や文法が不正確、または不明瞭なところがあったり、使われる文構造には多様性があまりない。
これらにより流暢さが損なわれるところがあっても、何言っているのか分からないというほどでもない。

 

Topic Development「話の展開・つながり、分かりやすさ、意見や理由のサポート・具体例」

 

<3点の回答の特徴:Independent Task>

回答のほとんどにおいて筋が通っていて、同じペースで話し続けられている。また関連した考えや情報がちゃんと語られている。
話は十分には展開されていなく、詳細や具体性に欠けることが多い。
述べられている考えのつながりが分かりにくいことも。

 

<3点の回答の特徴:Integrated Task>

回答は途切れることなく話され、問題で求められる関連情報をちゃんと伝えている。
しかし一部、不完全だったり、不正確だったり、問題内容に関連した詳細が欠けていたり、考えが繋がって発展していなかったり。

 

ということで、それぞれの評価項目で述べられていることをまとめると、以下のようになります。

 

Delivery:

話の大部分においてつっかえたり、言いよどんだりすることなく話し続けられる。また話すペース・流暢さ、明瞭な発話、発音、イントネーションで問題があり、分かりにくいと採点官に思わせることがあっても一部にとどまる。

 

Language Use:

文法ミスや表現ミスがいくらかあっても、文構造や表現がある程度ちゃんと使えていて、話が分かりにくくなるほどではない。
(とはいえ「文構造や表現」は高度なものが求められるわけではなく、中3までの英語の範囲内で十分です。)

 

Topic Delvelopment:

(Independent)詳細や具体性が欠けていたり、分かりにくいところもあったりしながらも、問題に対して答えている内容になっていて、具体例や詳細の大部分は筋が通っている。

(Integrated)Reading、Listeningの内容が正確でないところがありながらも、大部分は問題で求められる関連情報をちゃんと伝えている。

 

このくらいの評価を得るためには、普段英語を会話する際に、ちょっと言いよどんだり、ちょっと表現を考えるために話が止まったりすることはあるものの、話し続けられるくらいの流暢さが求めれます。
ただし日常生活において何でも流暢に話せるほどのSpeaking力が求められるわけではありません。
TOEFLの4種類のSpeaking問題の形に対してそのレベルの回答ができればよいので、4つの問題タイプへの対策を継続することで評価点3が獲得できる実力の養成が可能です。

 

ただ、TOEFLの現在のSpeaking問題ではタスクの4分の3(75%)がIntegratedですし、話のほとんどを理解するためには高いReading、Listening力が求められます。
よって Speakingで22-23を取るためにも、Reading 28-29、Listening 27-28が取れるくらいのRLの実力が望まれます。
(帰国子女など英語を話すのに非常に慣れている人は、Reading、Listeningのスコアが低くても、また対策を一切せずにSpeaking 22-23が取れることがよくありますが)

 

ReadingとListeningで25以上、Writingで22以上を取ることが多い人なら、TOEFL Speaking問題に対して時間をかけて「読んで」、ゆっくり考えて回答を「書いたら」、その書いた回答は完璧とは言えなくても、評価点3点以上レベルにはなります。
つまりそのくらいのRLWの実力のある方は、問題を「読んで書いたら」できる回答を、Speaking問題の制限時間の中で話せるようになることがゴールと言えます。

 

トフレのSpeakingコースは、有用な表現を紹介したり、様々な回答パターンを紹介したり、多くの問題演習に取り組んでいただきながら、皆さんのSpeakingスコアアップを加速化させる内容になっています。

 

とはいえ、Speakingは中3の英語の教科書レベルの回答ができればいいので、RLW力がそれなりに高い方は、自分で回答を作っていくことも可能です。
大切なのは、4つの形式の多くの問題に対して「3点レベルの回答が話せる」ようにしていくこと。

 

単に問題に対して回答してみたら、それで対策になると考えてはいけません。
自分の回答が評価点2レベルで、それを改善する努力をしなかったら、本試験でも評価点2の回答になるだけ。
現在2の回答を、3以上のレベルで「回答できるようにする」必要があり、その作業を継続していけば確実にSpeakingスコアは伸びます。

 

しかしながら、Speaking 17点以上のスコア(評価点3)を取ったことがないという方は、自分の発音・イントネーションが相手に理解してもらえるほどであるかどこかで確認してもらった方がいいでしょう。
発音・イントネーションが理由で、採点官が理解のために努力しなければならない(何と言っているか一生懸命考えなければならない)ところが1−2箇所ならまだ評価点3獲得の可能性はありますが、そのようなところが3箇所以上あるならDeliveryでの評価点3獲得は難しくなります。
(またDeliveryがよくないと、採点官は話が十分に理解できないので、結果、Lanugage UseやTopic Delvelopmentの評価も下がりやすくなります)

 

発音に苦手意識のある方は、オンライン英会話などでチェック、修正してもらうのがいいでしょう。
また今は発音関連の説明はYoutubeにいくらでもありますね。
指摘された発音(例えば sとshの発音の違いなど)は、解説動画で確認し、練習した上で、改善されたかチェックしてもらいましょう。
トフレにも音声添削コースがありますが、自分の発話が相手に伝わらないことは自分では気がつきにくいものなので。

 

2019年8月から、TOEFLは新形式に変わり、Speakingの問題は6つから4つに減りました。
これは皆さんにとって朗報です。
例えば、以前 6つの問題タイプそれぞれに対して10問取り組んでいた人は、同じ時間で4つの問題タイプそれぞれに対して15問取り組めるようになったので(ともに60問分ということで)、取り組む量を増やしやすくなりました。

 

Speakingは評価点4の獲得が難しく、23点と24点以上には高い壁があると言えます。
(24点以上を取るにはどこかのタスクで評価点4獲得が必要なので)
評価点3と4の違いは以下でご確認ください。

 

» TOEFL Speaking:評価点3と4の違いを探る

 

とは言え、Speaking 22-23点の獲得までは決して楽な道のりではありません。
しかし、105獲得に求められるReading、Listening、Writing力があり、発音・イントネーションで大きな難がないなら、Speaking対策は問題を通して評価点3以上の回答ができるようにしていくことで着実に実力は向上し、目標スコアへと到達します。
2点レベルの回答と3点レベルの差は大きいものの、Reading、Listening、Writing同様、やるべきことをやっていれば確実に到達できる目標です。

 

ということで、65点くらいの実力からスタートして、まずは85点以上の獲得を目指し、最終的に105以上に到達するためのスコア獲得戦略について書きました。
一連の記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。

 

今回はトフレ受講生のHさんと同様の状況にいらっしゃる方のためのアドバイスとして書きましたが、私からのアドバイスは受講生の方それぞれに対して異なるので、学習相談を希望される受講生の方はご遠慮なくメールください。

 

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