今 65(R 21, L17, S13, W14)目標 85 → 105 のためのTOEFLスコア獲得戦略 その2

2019-12-10

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» 今 65(R 21, L17, S13, W14)目標 85 → 105 のためのTOEFLスコア獲得戦略 その1

 

の続きです。

 

>・TOEFL初受験(11/16 Total 65, R21, L17, S13, W14)

 

のHさんが85点以上をまず獲得するためにどのように取り組みを進めるべきかの話を続けます。

 

前回の「その1」ではSpeaking対策をどのように進めるべきかについて書きました。

 

Writing

 

85以上のスコア獲得戦略は

 

> R 26, L 23, S 17, W 20  Total 86を目指し、どこかでマイナス1でも85到達を狙う

 

でしたので、Writingセクションでは14点から20点へと6点アップを狙います。

 

まず14点が何を示すか考えましょう。Hさんの出来は

 

> ・Writingはintegratedが話し手の論点を1つ聞き逃して約130字、independentは貧相な表現と内容で約180字だったのでほぼ予測どおりのスコアでした

 

14点というスコアから Integrated Writing、Independent Writingそれぞれで、人間の採点官(1人ずつ)とeRaterの評価点はすべて2点であったと推測します。
昔の換算方法では、評価点平均が2.0だと14点になっていたので。

 

» 【改訂版】TOEFL iBT Writingセクションはどのようにしてスコアが算出される?

 

この評価点平均2.0が3.0へとアップするとWritingスコアは20くらいになり、そこが目標になります。

 

> Writing 14 → 20(6点アップ)

 

Reading、Listeningで毎回20点以上が取れるだけのReading力、Listening力がある方にとっては、Writingで評価点3が獲得できるようになるのは難しいことではありません。
ReadingやListeningで6点アップさせるよりもずっと少ない労力で達成が可能です。
Writingにおける評価点2と3の違いは以下からご確認ください。

 

» TOEFL Writing:評価点2と3の違いを探る(Integrated Task編)

» TOEFL Writing:評価点2と3の違いを探る(Independent Task編)

 

しかし努力しなくてもすぐに3点が取れるようになるわけではありません。
評価点2ばかりの方が3を「安定して」取れるようになるには、効果的な書き方を学んだ後、少なくとも数本くらいはエッセイを書き、指摘を受けながら書き方を身につけることが求められます。

 

ListeningとReading

 

ということで、TOEFLでの実力が65点の方が85点以上を取るためのカギはListeningとReadingでのアップになります。

 

> Reading 21 → 26(5点アップ)
> Listening 17 → 23(6点アップ)

 

Official Guideを解いたときのHさんのReading、Listeningの出来は以下でしたが、本試験ではそこでの結果よりも低くなりました。

 

> ・OGの模擬試験問題は初見で解いてR23〜26, L17〜23だったので、OGより本試験の方が難易度が高いと言われていることを考えると上記スコアは実力相応だと思いました

 

OG(青い本)の問題は確かに本試験よりも若干易しいと言えます。
しかしOGでほとんど正解できる人は、本試験でもかなり正解率は高いと言えます。
実際に「R23〜26, L17〜23というスコアからそれなりに間違っていると分かります。
HさんのOGの問題でのスコアが本試験のものとズレた一つの理由はOGの換算表にあります。
(本試験では周りの雑音やプレッシャーが集中を妨げ、スコアが下がることもありますが)
今回、このHさんの報告からOGのReading、Listening問題のスコア換算について書こうと換算表を見直したところ、

 

OGの4th Editionになって追加されたTest 3と5th Editionになって追加されたTest 4のReadingとListeningの換算が全く同じ

 

であることに気づきました。
「Test 3のセットはTPO 3」「Test 4のセットはTPO18」とともに過去に本試験で出題された問題であり、そのときどきの本試験のスコア換算が表になっていると私は思い込んでいたので Test 3とTest 4の換算表を比べることがなかった(当然、違うと思っていた)のですが、信じがたいものになっていました。

 

なぜ私がそのように思うかと言うと

 

TOEFLのスコアは偏差値などの統計的算出によりスコアを導き出しているので、テストが異なるならスコアは当然変わります。
実際に、ETSが販売している公式模試(TPO)ではそれぞれ換算が異なります。

 

ところが、ここでTest 3とTest 4での正解数からの換算表が同じということは

 

Test 4の換算表のところに(間違って)Test 3の換算表を入れた
実はTest 3、Test 4の換算表はともにテキトーなもの

 

のいずれかでしょう。
(もしETSに尋ねたら、たまたま同じものだったと回答すると思いますが)

真相はどうであれ、OGのReading、Listening問題の換算表は参考程度にはなるものの、そこでのスコアから自分の実力は判断できないと考えてください。

 

とはいえ、OG(青い本)とOfficial Tests(赤い本)の問題の質は高いので、取り組む価値があります。
OGの換算表以外に以下のTPO23の結果も、正解数に基づく換算の参考にしてください。

 

» TOEFL Practice Online (TPO) 23 Reading & Listening スコア換算分析結果 その2

 

例:
Readingで11問間違い  → TPO23で22点(Test 3、4では25点)
Listeningで7問間違い → TPO23で23点(Test 3、4では20点)

 

「TPO23の方がより正しい換算」と言うことでは全くありません。
上の例では TPO23はOGよりもReadingは厳しめ、Listeningは甘めと一貫しません。
スコア算出は試験によって変わるので、スコアは参考程度と考えてください。
(今のTOEFL試験はOGやOfficial Testsよりも出題される問題数が少なくなりましたし)

 

» 【TOEFLを受ける方へ】新TOEFLの変更点を詳しく教えます。2019年8月からTOEFL iBTは何が変わった?

 

話が脱線したので戻します。

 

> Reading 21 → 26(5点アップ)
> Listening 17 → 23(6点アップ)

 

Reading 21、Listening 17が現在の実力として、R 26, L 23を獲得するにはどのように対策を進めるべきか。
Reading、Listening対策ですが、ここではトフレのコースを受講されることを前提に話をします。
(半年間でのReading、Listening 数点アップは「一般的には」達成が難しい目標であり、どのような学習をしてもほとんどの人がたどり着けるというものではないので。)

 

R 21、L 17とListeningの方がスコアが低いので、Listening Deltaコースの受講からの開始をお勧めします。
Listening DeltaコースとReading Deltaコースの受講を並行させてもいいのですが、Listening 17くらいだと全体の半分くらい進むまではListeningへの取り組みに集中し、Listening力の養成に専念した方がいいでしょう。
またはListening Deltaコースの受講が終了してからReadingコースの受講に移ってもよいと考えます。

 

Reading Deltaコースの受講は、Listening Deltaコース後半の受講と並行して、またはListening Deltaコースの受講が終了した後に Listening Delta教材の復習と並行して進める。
そして Listening Delta教材の復習が終わったら、Listening OGコースの受講に移る。

 

Reading、Listeningスコアが20以下くらいの方の場合は、Deltaコース受講後、ListeningならDelta教材問題を最初から聞き直して改めて「表現が聞き取れ、意味が分かる」、Readingなら最初から読み直してそれぞれのパッセージを「意味を理解しながらスラスラ読める」ようにしてから、OGコースに移ることをお勧めします。

 

Delta教材はETS作成の問題よりも難易度が下がります。
だからこそ、本試験レベルの問題への取り組みの「準備」に有用と言えます。
(ただそれでも物足りないところもあるので、特にReading Deltaコースでは多くの問題を追加して授業で扱っています)

 

» 「教材のDeltaはあまりよくないんじゃない?」に答えます

 

> Reading 21 → 26(5点アップ)
> Listening 17 → 23(6点アップ)

 

くらいだとDeltaコースの受講だけで達成される可能性が十分にあります。またはOGコースの受講を終える必要があるかもしれません。

 

目標達成の期限まであと半年あります。

 

まずはListeningの取り組みから始める。
(平日の学習時間が3時間以上取れる方なら、最初からListeningとReading対策の並行もアリですが)
そしてListeningとReadingの並行しての取り組みに移る。

 

Hさんのような平日の学習時間は2時間まで、週末は5時間という場合、平日はListeningのみ、週末はListeningとReadingに取り組み、通勤時間ではReadingパッセージを繰り返しの黙読の上、「意味を理解しながらスラスラ読める」ようにしていくのも効果的でしょう。
年末年始を含むこれからの2ヶ月間、様々なことで忙しい時期ではありますが、学習時間の確保に努めながらListeningとReading対策に集中しましょう。

 

RL 20点以下くらいの段階では日々の学習によって「より聞き取れるようになった」「より理解できるようになった」と感じられるようになることが大切です。

実力の向上を実感できていれば、必ずスコアに現れます。

 

2ヶ月後にListening DeltaコースとReading Deltaコースの受講と復習が終了し、OGコース受講に移ることを目標としましょう。
そして、そこの頃に本試験または公式模試で目標であるR 26、L 23に近いスコアが取れていれば非常によい流れになります。
RLで目標に近いスコアが取れれば Writing対策を開始し、その後はWritingに一番時間をかけつつ、RL対策も並行させながら 1-2ヶ月後での目標スコアの獲得を狙いましょう。
Speakingは今後の受験のスコアを見て、どのくらい取り組むかの判断をするのがよいでしょう。

 

以上、65から85獲得を狙うスコア獲得戦略を書きました。
この戦略は現時点のものであり、例えば1-2ヶ月後に受験したときのスコアによってはかなり変更する可能性もあります。

 

次の「その3」では、85くらいが獲得できた後にどのようにして105以上を狙うかについて書きます。

 

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