TOEFL Independent Writingエッセイにおいて、でっち上げた調査・研究データを自分の主張の根拠にしない方がいいでしょう

2019-08-30

CATEGORIES Writing対策by.Katsurayama0 Comments

今年 5/7のブログ記事

 

» TOEFL Writing:「Independent Wで400語以上のエッセイを書いたけど評価はLimited(1.0-2.0)だった。でも丸暗記した理由や事例を書いてはいない」というご報告をいただきました

 

では、

 

Independent Writingにおいて、前の2回の試験でGoodを取った方が「437語書き、最後3分の見直しに費やした」にも関わらず、Limited(1.0-2.0)だった

 

理由のひとつとして

(以下、リンク先ブログ記事の一部)

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> 2nd Body Paragraph: 36語
> 例えば、日本の有名大学のひとつである〇〇大学で行われた最近の調査によれば〜
> 述べたように、〜ということには疑いがない。

 

での事例は「具体的な『証拠』」にふさわしい、また「疑いがない」と言えるほどの内容であったのか。
大学が行う調査としてふさわしいものだったのか。

 

上記の点などで添削者にとって違和感があったため、「テンプレート」以外の内容まで暗記したものを写したとみなされ、Limitedという評価になったと考えます。

 

Independent Writingのそれぞれの段落で使えそうな表現を覚え、表現の引き出しを増やしていくのはよいことです。しかし上の「テンプレート」のように事前に定めた内容を書き、そこにつなげようとするやり方はお勧めしません。つながりに無理があると不自然な内容・表現であるとみなされ、大幅な減点をくらう可能性もあるからです
書いている本人は無理があったり、不自然になっていることに意外と気づかなかったりするので、その点注意しましょう。

 

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と「引用した調査の内容が不自然と判断され、『テンプレート』とみなされたことにより低評価になったのでは」と推測しました。(実際にテンプレートを使ったとおっしゃっていましたが)

そして実際に、1週間前のブログ記事

 

» TOEFL Independent Writing:「パラグラフを First, Second, で始めるとスコアが下がる?」に対して本物の採点官に回答してもらいました

 

で言及した

 

Writingのraterが参照するIndependent Writingにおける「事前に丸暗記したであろう好ましくない表現集」

 

の中では

 

「(事例として言及された)研究・調査は単に丸暗記した表現のあつまりであることが多い」
(もとの表言をかなり意訳しています)

 

とまで述べられ、事前に暗記したとみなされる研究・調査の引用を使ったエッセイの一部が10ほど掲載されていました。

 

そこでの内容や表現をそのままここに書くことはできませんが、代表例として挙げていたものをざっくりとお伝えすると以下のような感じ。

 

<ETSが事前に暗記したとみなしている研究・調査の例>

20〇〇年での〇〇国の〇〇省によると、◯◯において◯◯の2つのグループ間で非常に大きな違いがあった。◯◯を行っていたグループAは、そのような活動をめったに行わないグループBよりもより◯◯であった。

 

ETSは、過去の研究や調査に触れるのはOKだけど、研究・調査への言及の「多く」は丸暗記したもの、とまで言っています。

 

「この例くらいの内容であったら、テンプレートとまでは呼べないんじゃない?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、ETSは「そのような都合のよいデータをたまたま覚えているのは怪しい」と考えているようです。
研究・調査が実際に存在しなそうなものであったら「事前に覚えたものを書いただけかも」と採点官にみなされ、そのエッセイのスコア判断は採点官リーダーに移り、結果、Limitedという評価になるリスクがあるとご理解ください。

 

Independent WでLimitedを取った方は「ネット上の情報やテンプレートを参考にして自作した」とおっしゃっていましたが、問題に対する主張の根拠として、都合のよい調査・研究のデータをでっち上げると大きく減点される可能性があります。

 

とはいえ、過去にはこのような戦略がうまくいってよいスコアを取った人は多いはず。
だからこそ、お勧めとネット上に書かれたのでしょう。
Limitedを取った方も、その前の2回ではIndependent Wに対してGoodを取ったので、そのときは同様の戦略がうまくいったのかもしれません。
しかし、ETSは採点の精度を上げるために努力しており、そのひとつが「事前に丸暗記したであろう好ましくない表現集」であることは間違いありません。

 

また、今年の8月からTOEFLが新形式になり、Writingセクションにおいて、Integratedタスク、Independentタスクの評価(Level)[Good, Fair, Limited]がスコアレポートに表示されなくなりました。よって

 

> 2019年4月 91点 R 29, L 21, S 21, W 20(Integrated:Good, Independent:Limited

 

という場合、今後は「20点」というスコアしか分からないため「Integrated、Independentともに評価が3くらいだったのだろう」という誤った判断を持ちかねません。
この点からも、Independent Wにおいてリスクのある戦略は避けたほうがいいでしょう。

 

ちなみにこのLimitedを取った方は、その後、InDependent Writing 4Dayコースを受講し、102(W 26:Good, Good)を獲得してTOEFL対策を終了されました。

 

» 102点を獲得された受講生の方からWritingコースの感想をいただきました!

 

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