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新TOEFLでは、Speaking・Writingのタスク別の評価点が表示されないことが分かりました …

お盆も半ばを過ぎた感じですね。
トフレ!は、お盆休みを取ることなく受講生の皆さんをサポートしています。

 

8月から始まった新形式のTOEFL iBT試験において私が注目していたことのひとつは

 

SpeakingセクションのTask別の評価(Level)の表示がどのようになるのか?

 

旧TOEFLでは以下のようにSpeaking・WritingセクションのTask別の評価(Level)を確認できました。
(以下、Official Guide 5th Edition、p. 24)

 

旧TOEFL Speaking Writing Levels

 

旧TOEFLのSpeakingセクションでは6つのタスクが

 

Speaking about Familiar Topics [Task 1 & 2]
Speaking about Campus Situations [Task 3 & 5]
Speaking about Academic Course Content [Task 4 & 6]

 

の3つに分類され、それぞれのカテゴリーに対して

 

Good [3.5-4.0]、Fair [2.5-3.0]、Limited [1.5-2.0]、Weak [0-1.0]

 

のいずれかの評価(Level)が表示されていました。

 

ところが8月からの新TOEFLではSpeakingから2つのタスク(旧Task 1と旧Task 5)がなくなるため、3つのカテゴリーを維持するなら

 

Speaking about Familiar Topics [旧Task 2](1つのタスク)
Speaking about Campus Situations [旧Task 3](1つのタスク)
Speaking about Academic Course Content [旧Task 4 & 旧Task 6](2つのタスク)

 

とFamiliar Topic(s)とCampus Situation(s)に対する問題は1つになってしまうし、もともと評価は2つのタスクの平均(3と2なら平均2.5でFairなど)から決まっていたので、私は

 

「このカテゴリー分けはなくなるが、4つの問題それぞれに対して何らかの形でLevelを伝えてくれるのでは」

 

と期待していたのですが、

 

新TOEFLにおいて、ETSはSpeakingのそれぞれの問題に対するLevelの通知をやめるだけでなく、Speakingを表示せずにWritingだけ表示するのはおかしいから、Writingの2つのタスク(Integrated、Independent)に対する評価もなくしてしまう

 

という選択をしました。

 

正直なところ「あーあ、またか」という感想。

 

ETSは2013年にWritingの算出方法を変えたとき、それまで公式サイト上で公表していた「SpeakingとWritingの換算表」をなくしまいました。
Speakingは2018年半ばまで換算表通りのスコア算出をしていたにも関わらず。

 

旧TOEFLでは

 

Speaking:20点
Task 1 & 2 [Fair (2.5-3.0)]、Task 3 & 5 [Fair (2.5-3.0)]、Task 4 & 6 [Limited (1.5-2.0)]

Writing:22点
Integrated Task [Good (4.0-5.0)]、Independent Task [Fair (2.5-3.5)]

 

という結果なら、SpeakingはTask 4 & 6、WritingはIndependentを伸ばす余地があると分かりました。

 

しかし、新TOEFLでは

 

Speaking:20点
Writing:22点

 

というスコア表示だけに。
(以前はスコアの下にあった “Print / Download PDF Report” というボタンが現れなくなりました)
追記:遅れて現れるようになりましたが、Levelの表示はないままです。

 

よって、Speaking、Writingではどのタスクの出来が良かったか、悪かったかが分かりません。
結果、どこが弱くてスコアを落としているかが不明なため、自分にとっての不得意なタスクの判断が難しくなってしまいました。

 

確かに新TOEFLでの問題数の減少により、受験者にとっては集中しやすくなったり、対策がしやすくなるという利点はありますが、Speaking・Writingの各タスクの評価の不表示は非常に残念です。

 

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