ローディング

Loading0%

TOEFL iBTに新たな展開! 低いスコアで合格するかも!MyBestスコアとは?

何度もTOEFL iBT本試験を受験したことがある方なら

 

「これまで受けた試験でのセクション別のベストスコアを合計すれば、出願先が要求するスコアになるのに、どうしても4つのセクションでよい点がそろわない!」

 

と幸運に恵まれないことにフラストレーションを感じたことがあるのではないでしょうか。

でもTOEFL試験を開発しているETSが

 

「あなたのセクション別のベストスコア、それもあなたの実力なのですよ」

 

と言い始め、大学・大学院へそのセクション別のベストスコアで出願できたら …

 

が現実のものとなりました!

ETSによる以下の発表を一読ください

 

MyBest™ Scores

 

以下、上のリンク先のETSの発表をまとめたものです。

 

MyBestスコアとは?

 

MyBest scoresは、superscoresとも呼ばれるそうですが、これは「過去2年間」でのTOEFL本試験のセクション別のベストスコアの合計点を指します。

2019年8月1日以降、TOEFL iBTのスコアレポートには受験日のスコア(下、左側)に加えて、これまでのセクション別のベストスコアの合計点と、それぞれのベストスコア及びその受験日(下、右側)が表示されるとのこと。

 

「過去2年間」でのTOEFL本試験のセクション別のベストスコアの合計点

 

非常に重要なことなので、もう一度、書きます。

 

今年2019年8月の受験からTOEFL iBTのスコアレポートが変わり、過去2年間でのセクション別のベストスコアとその合計点が表示されるようになります!

 

MyBestスコア導入がもたらす皆さんへの影響

 

ここで大切なのが、ETSがこのセクション別のベストスコアとその合計点である「MyBestスコア」は、これまでの合計スコアと同様、英語運用能力を測定するものとしてvalid(正当、有効)であると発表したこと。

 

MyBest scores are valid. Research from the testing experts at ETS shows that MyBest scores and single test date scores are both valid measures of English-language proficiency.

 

よって、これまで合計スコア100点を要求していた大学・大学院が、マイベストスコア100でも出願できるようになる「かもしれません」。

 

It’s your choice whether or not to accept MyBest scores, based on your institution’s needs and goals. Either way, you will continue to get each applicant’s TOEFL scores from a single test date, as you always have. You may also want to update your website, to make it clear that your institution accepts MyBest scores.

 

んっ?「かもしれません」? そうなんです。以下のように

 

It’s your choice whether or not to accept MyBest scores, based on your institution’s needs and goals.

 

マイベストスコアを採用するかどうかは大学・大学院次第なんです。

 

おそらくは高得点を要求している大学・大学院はMyBestスコアでOKにするところは多くはないと推測します。
マイベストスコアを認めると、結局、求めるTOEFLスコアが下がってしまうので。
また出願者が多くなると対応の手間も増えます。
逆に、より多くの人に出願してほしいと思っているところはMyBestスコアを認めるようになるでしょう。

 

今後は出願する大学・大学院のサイトでマイベストスコアの扱いを確認すべきであり、また直接尋ねてもいいかと思います
ETSから発表されたばかりの情報であり、すぐに学校側は決められないかもしれませんが、MyBestスコアが採用される場合、目標スコア獲得戦略が大きく変わる可能性があります。

 

MyBestスコア活用方法

 

ということで、MyBestスコアの導入は実際のところ、このブログを読んでいる方の多くには関係ないかもしれません。
しかし、高スコアを要求するプログラムに合計点が少し足りない状況で出願する際、「MyBestスコアでは要求スコアを満たしている。ETSもValidと認めているし」とのアピールは可能です。

 

皆さんが出願する学校がTOEFL iBTでMyBestスコアを承認している場合、

 

「ReadingとListeningは良い点が取れたから、今後はReadingとListeningの勉強は一切せず、SpeakingとWriting対策に集中し、MyBestスコアでの高得点獲得を狙う」

 

というようなスコア獲得戦略が使えるようになります。

 

 

TOEFLでの目標スコア獲得戦略が大きく変わる可能性がありますし、MyBestスコアを採用する学校が今後どれだけ増えるのか、どのように活用されるのかに注目していきます。

 

また以下、日本でのTOEFL試験の運営に携わっているCIEEからの大学・大学院に向けた通知です。
こちらも是非ご一読ください。

 

TOEFL iBT ®テストスコアレポートへの 「MyBest ™ scores」の導入について

 

 

コメント

  1. 毛利 より:

    スコアレポートについて質問がございます。
    (関連する情報が見つけられず・・・)

    新形式のスコアレポート(Writing)ですが、
    以前は「Independent」「Integrated」と別れておりましたが
    今回から統合されてしまってますでしょうか?

    いろいろ探したのですが情報を見つけられず。。
    メールをさせて頂いた次第でございます。

  2. Katsurayama より:

    毛利さん

    新しいスコアレポートはまだ出ていないので分かりません。
    明日あたりに分かるかと思います。

    Katsurayama

    追記:
    こちらのご質問に関してブログ記事に書きました。

    https://tofure.com/?p=20922

  3. viva より:

    こんにちは!
    Mybest Scoresについて質問です。

    Effective August 1, 2019, the TOEFL “My Best” scores may be considered, but only in relation to the most recent score report section and composite scores. The overall performance on all tests will be considered when evaluating the test outcomes, and therefore the “My Best” scores will be part of the considerations.

    私の志望校のサイトに上記のように記載があったのですが、
    これはMybest Scoresを採用しているということで良いのでしょうか?

    composit scoresというのがよくわかりません。

  4. Katsurayama より:

    vivaさん

    本日ブログ記事で回答します。

    Katsurayama

コメントを残す

まずは無料体験授業を受講する