TOEIC 950以上でTOEFL 100以上を目指す場合の注意点
2018-07-21
TOEIC 950点以上だと、一般的には「英語がスゴくできる人」と判定されますよね。
そんなTOEIC 950以上の人たちが「初めて」TOEFLを受けたら、スコアの平均は
Reading:24.6、Listening:22.6、Speaking:18.6、Writing:20.9、Total:88.0
であったとのこと。
TOEIC何点だとTOEFLで何点取れる?(続き)(2015年11月25日)
TOEFL iBTを初受験してみてこのようなスコアになった方が100以上獲得を目指す場合、「まずWriting対策をどうするか?」と考えがち。
日常的に英語でメールしていても、エッセイを書いたことがなかったり、Integrated Writingの特殊な形式への回答に戸惑ったりするからです。
Speakingは、留学経験がなくても長らく英会話をやっているなど、Writingと比べると自信を持っていたりします。
ということで、このような場合
まずはWriting対策。
続いて、Speaking。
ReadingとListeningは、Official GuideなどのETS作成の問題(過去問)を解いていけば、なんとかなるだろう。
と考える方が多いように思います。
TOEFLで100以上を獲得するには、それぞれのセクションで
Reading:28、Listening:27、Speaking:20、Writing:25
を目標とすることを一般的にお勧めしています。
ですが、英語を話すことに慣れているならSpeakingは22-23点を目標にしてもよいでしょう。
ということで、100以上が目標なら
Reading:3-4点、Listening:4-5点、Speaking:1-4点、Writing:4-5点
くらいのアップが求められます。
これらのスコアを見ると、Reading、Listeningも同じくらいスコアを向上しなければならないと分かるかと思います。
特にListeningは、アップが必要な幅が大きいだけでなく、Speakingの2/3とWritingの1/2に含まれるIntegratedタスクでのスコア向上には高いListening力がカギとなります。
TOEICで950以上取れる方は、自らのReading、Listening力に自信を持っていることが多いのですが、Reading、Listeningへの取り組みを軽視するとスコアが伸び悩んでしまう恐れがあります。
まずWritingやSpeaking対策を重視して進めることはOKです。
しかし、その後の受験においてReading、Listeningが期待したほどアップしない場合は、Reading、Listening対策重視に切り替え、RL合計で55くらいが取れるようになってから、SW対策優先に戻した方が効果的な取り組みなると考えます。
英語力に自信を持っているがTOEFL本試験はまだ未受験という方は、できるだけ早めに受けることをお勧めします。
上のスコアはあくまで平均であり、TOEICが950以上のスコアだからといってそのくらいのTOEFLスコアになるとは限りません。
TOEFLにおける現在の実力確認が、その後のTOEFL対策を効果的・効率的なものにします。
これからTOEFL対策を始めるつもりだけど、まず本試験を一度受験したほうがいいか?(2014年1月29日)
受験料は高いし、すぐに本試験は受けられないという場合は、以下の公式模試を受験しましょう。
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