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101点獲得のご報告をいただきました! その2

101点獲得のご報告をいただきました! その1(2016年5月18日)

の続きです。

今回は、IさんのTOEFLスコアの変遷に関する私の感想、分析を書きます。

 

Iさんは

> TOEICのスコアが780点(2013年頃受験)

の英語力でTOEFL対策をスタート。

> 2015年の8月末頃からWeb TOEFLを受講し始め、その頃から本格的な対策を始めました。

とTOEFL対策を本格化する前のスコアは 2013/08/24での56、2014/06/28のR 23, L 15, S 14, W 14 の合計66。

TOEIC 780だと私の経験則では「TOEFL対策をあまりしないで」本試験を受けた場合のスコアは60点台。

 

TOEIC何点だとTOEFLで何点取れる?(2011年6月21日)

 

「初回受験時」に限定した、以下のリンク先のAGOSの換算ではTOEIC 780なら57点くらいなので、Iさんは想定内でのTOEFLスコアからのスタートと言えます。

 

TOEIC何点だとTOEFLで何点取れる?(続き)(2015年11月25日)

 

そんなIさん、2015年8月末からTOEFL対策を本格化。11、12月の試験ではともに85点を獲得。翌年の2、3月の試験では95点に到達。

3、4ヶ月での20点、6、7ヶ月での30点ほどのアップはかなり順調と言えます。

 

ところが、90点台で伸び悩むことになります。

> 伸び悩みの理由は、それまで順調にスコアが伸びていたため、「何回か試験を受ければきっとすぐに100点も超えるだろう(数を打てば当たるだろう)」と気が緩んでしまい、純粋に勉強時間が減少してしまったことにあると思います。

とIさんは分析します。。

 

学習時間が少なくなったせいもあるでしょうが、スコア大幅アップ後にこのような伸び悩みの期間を迎えるのは通常のこと。

TOEFL対策開始後の数ヶ月間は「『解法の習得』+『基盤としての英語力の向上』」の両方により、スコアが大幅に伸びやすいと言えます。

しかし解法を一通り習得した後、更にスコアを伸ばすには、解法に磨きをかける余地はあっても、TOEFLに出題されやすい範疇における「基盤としての英語力の向上」にゆだねられる部分が大きくなります。
結果、
地道な取り組みになりやすく、スコアも伸びにくいため、モチベーションが下がりやすい時期と言えます。

 

つまり、60-70点台から100点以上を目指す場合、90点台でスコアが伸び悩むのはよくあることなのです。

この時期を「運の良さ」でうまくスキップしてしまう人もいます。

例えば、Iさんは 2016/03/13の試験では R 30, L 25, S 18, W 22でしたが、ここでS 20, W 25になっていたら100に到達していました。

しかし、4セクション全てにおいてその時の実力におけるベストスコアがそろう可能性は高くはないので、ほとんどの方が伸び悩みの時期を経験することになります。

Iさんは90点台での伸び悩みの時期を「2ヶ月半ほど」過ごすことになりますが、2ヶ月半というのは順調な方です。

 

伸び悩みを乗り越え、100以上到達をもたらしたのはListening力の向上。

Iさんは本試験6回分のListening問題に2週間集中して取り組んだということでしたが、短期間ではあるもの、その間は毎日かなりの時間を費やして取り組まれたと推測します。

 

またReadingはほぼ毎回、高得点(直前6回の試験で28以上にならなかったのは1回のみ)が獲得できるようになったことと、Writingは25以上が取れるようになったことが大きいと考えます。

TOEFLは4セクションそれぞれにおいて、自分の実力の中でのベストスコアを目指すことになりますが、すべてのセクションにおいてスコアが上下しやすい状況だと、高スコアが4つそろうことはなかなかありません。

しかし、Iさんのように少なくとも2つのセクションにおいて目標スコア獲得が期待できるだけの実力を身につけば、残りの1、2セクションの取り組みに重点を置けますし、また4セクションで高スコアがそろう可能性が格段に高くなります。

 

自分が得意と考えるセクションにおいて、目標スコアが取れるときがあるものの、安定はせずスコアが上下しやすい場合は、更に実力をアップする必要があります。

自らの英語力や過去のTOEFLスコアから目標とするスコア配分を決定し、4セクションでの目標スコアをそろえるために、2つのセクションにおいては常に狙ったスコアが期待できるだけの実力を身につけましょう。

 

次回の「その3」ではIさんの対策内容に関して感想を書きます。

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