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TOEFL Writing: 添削・コメントをどう活かす?

2015.12.19

先日、ウェブトフルWritingコースの受講生の方から

「添削・コメントをどう活かしたらよいか?」

というご質問をいただきました。
その方にはすでに回答済みですが、ここに私がお勧めする、Writingエッセイに対する添削・コメントの活用方法をまとめることにします。

 

1.まずは添削・コメントを一読し、自分がおかしやすいミスのパターンを確認する

今後エッセイを書くとき、それらのミスのパターンを意識する。
添削によって指摘された文法項目で理解の浅い箇所があれば、文法書・ネット検索等で調べる。

指摘されたら、次回にはすべて解消されるというものではありません。
多くのエッセイを書き、指摘を受ける中で改善されていくものとご理解ください。

 

2.修正された文を覚える

添削で修正された「エッセイ全体」を丸暗記しようとする必要はありません。
そこまで行うとかなりな負担となり、できないままになってしまうので。

修正された「文」を黙読、音読する。
音読した後、文から視線を外して 口頭で言う(「復唱」という作業)。
音読した後、文から視線を外してタイピングして書く。

1文ずつこの作業を行いましょう。
文を「覚える」と言っても、恒久的に記憶できる訳ではありません。
1文ずつに取り組んでいるときだけ、一時的に覚えられればOKと考えて下さい。
また時間をおいてから、復唱等に再度取り組んでいもいいでしょう。

 

3.(添削・コメントではありませんが)サンプルエッセイ活用による表現力の向上

サンプルエッセイを一読。
そこに自分のエッセイに使えそうな表現があれば、表現を含む1文を復唱等を通して覚える。
またサンプルエッセイ内で、今後使えそうなボディパラグラフ全体を「1文ずつ」復唱。

 

4.同じ問題に対してエッセイを再度書く

添削での修正・コメント、サンプルエッセイから覚えた表現を意識しながら再度エッセイを書く。
書き終えた後、添削での指摘が改善されているか自分で確認。
見つかった課題を今後のエッセイにおいて意識。

 

添削・コメントはミス、改善すべき点をできるだけ多く指摘・修正しようとします。例えば、 あるスポーツを行ったとして、フォームや動きに対して10個改善すべき点を指摘されたとしたら、すべてを一度に改めることはできないでしょう。同様に添削において、その方のレベルにより、指摘を受けてもすぐには改善できない、指摘そのものが十分に理解できないところがあるかもしれません。 そのような箇所があっても気にせず、今後の課題として覚えておけば結構です。

 

しかし、指摘・修正を受けた中で「なるほど」「こう書くべきだったか」と納得するところも多いはず。 まずはそのような点を着実に改める、今後同様のミスをしないよう気をつけることを心がけてください。

 

続いて、修正された、改善案として提示された表現を覚えるよう努めて下さい。上に書きましたが「覚える」と言っても、長い間暗記しなくても結構です。その場で復唱できるようになれば十分と考えて下さい。そうやって、1文を一度は覚え、表現力を向上させていくことは非常に大切です。個々の指摘を意識する以上に、手本となるものをそのまま真似て、覚える。先ほどのスポーツの例えを持ち出せば、コーチが見本として示す動きをそのまま真似る作業になります。修正されたエッセイを書き出したものやサンプルエッセイを、音読・復唱して表現力を養成しましょう。

 

何よりも大切なのは実際にエッセイを書くこと。 書いた経験があまりなければうまくできなくて当然。スポーツでも何でも同じです。エッセイを多く書かないとWriting力は大幅に向上しません。 1本のエッセイを添削されたら、次の問題で見違えるようなエッセイを書けるようになるのは少数のケース。ほとんどの方は、指摘を受けながら、修正・改善していく中で実力が向上し、1点上のエッセイが書けるようになります。

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