TOEFL Reading: 代名詞問題(Reference Qs)は出題されない?

2015-02-10

CATEGORIES Reading対策, TOEFLお役立ち情報by.Katsurayama2 Comments

前回の投稿

Reading Delta 18Dayコース、教材が改訂版に変わります(2015年2月10日)

 

> 改訂版のDelta Reading教材には「代名詞問題」(Reference Qs)がありません。

> これは、DELTA’S KEY TO THE TOEFL IBT作成者が

>「Readingセクションでは今後、代名詞問題が出題されない」

> と判断したことを示します。

 

と書きました。今回の投稿は、もちろん以下について。

 

Readingセクションで代名詞問題は出題されないのか?


代名詞問題(Reference Questions)とは、代名詞等(it, they, them, which, others, this + 名詞など)が指す表現を選ぶ問題。

改訂版のTOEFL Deltaからの代名詞問題の消滅は、Deltaの作者(側の人)が、ETSのTOEFL関係者から「代名詞問題は今後出題しない」と聞いたことを意味します。

 

そう推測し、私たちもETS 側に尋ねた結果

「代名詞問題は今後出題されない。代名詞問題から集められたデータは有用ではないから」
(つまり、代名詞問題から受験者のReading力を測るのは難しい。おそらくは正解率が高いから。)

という回答を得ることができました。
(ETSの回答はブログなどでの発表を前提としたものではないため、正確な発言は掲載しません)

 

しかし、ウェブトフルのReadingコースでは、またこのブログでも「代名詞問題は出題されない」とお伝えすることはありませんでした。

様々な点を考慮した結果、「代名詞問題は出題される可能性がある」と判断したからです。


その判断の根拠は以下の2つ。

1.DELTA’S KEY TO THE TOEFL IBTの改訂版が出版された約1年後に、4th editionに版が変わったOfficial Guideでは、変わらず代名詞問題が出題されると明示
(4th editionは現在販売されている最新版)

2. ETS職員から「代名詞問題は今後出題しない」との回答を受けた後に、代名詞問題の出題を確認

 

ETS(の一部の人)は「代名詞問題は出題しない」と一部の関係者に伝えながらも、『公式』ガイドには「代名詞問題が出題される」と書いています。

しかし、ETSが自らの方針の変更を公にしないのは過去にもあったこと。

 

Writingで23や26というスコアがでるのはなぜですか? その1(2014年1月8日)


Official Guideでは「代名詞問題が出題される」としながらも、内々には「代名詞問題は出題しない」と決定済みなのかもしれません。
しかしながら、私たちは代名詞問題が実際に出題されているのを確認しています。

 

ETSが出題しないと決めたはずの問題タイプがなぜTOEFL本試験で確認されたのか?

推測される理由として「TOEFLはよく過去の問題が使い回される」ことが挙げられます。


「あれ?この問題、1年前くらいに受験したときのと同じだ!」

というような経験のご報告をよくいただきます。
TOEFLの問題は公表されないので、同じ問題(試験の一部 or 全体)を繰り返し使うことが可能です。

 

つまり、「代名詞問題を出題しない」と決めた『前』の問題が使い回されれば、代名詞問題が出題されることになります。

新たに作成された問題には代名詞問題が入っていなくても、昔の問題の使い回しが行われている限り、代名詞問題が入ってくる可能性があります。

 

また「代名詞問題を出題しない」というETSの方針は公には発表されていないため、今後、変わる可能性もあると考えます。
(公表されているのはOfficial Guideに書かれていることですし、代名詞問題を出題しても何の問題もありません。)
問題作成は非常に手間のかかる作業であり、例えば、あるReadingパッセージに対する最後の1問を作るのに問題作成者が困っているときに、パッセージの中に何を指すかちょっと分かりにくい代名詞があったら、それを問題にしてしまうこともあるかもしれません。

 

ということで「『代名詞問題は出題されない』とは言い切れない」と判断しました。

 

また、代名詞問題は「1パッセージにつき0-2問」(Official Guide)ともともと出題数は多くないのですが、代名詞問題の解法を習得すると、代名詞の働きが解答のポイントになることが多い「言い換え問題」(Sentence Simplification Qs)、「挿入問題」(Sentence Insertion Qs)などの正解率を上げることができます。
あとパッセージを読んでいく際に、代名詞が何を指すか正確に押さえられるかどうかで理解度が変わってきます。

 

以上、代名詞問題が出題される可能性と代名詞問題解法の有効性を考慮した結果、ウェブトフルのReading Delta 18 Dayコース改訂版では、新教材にはない代名詞問題を追加して、「代名詞問題」の回のクラスを残すことにしました。

 

「何回か受験したけど、代名詞問題を見たことがない」という方は多くいらっしゃるはず。
また出題されたとしても、あまり記憶に残りにくいタイプの問題とも言えます。

ここ2年くらいの間のTOEFL本試験で「代名詞問題を見たことがある」という方は、是非、これまで何回くらい見たことがあると思われるかを、メール info「アットマーク」etestprep.com、またはこのブログのコメント欄、Twitterなどでお知らせください。

宜しくお願いいたします。

 

追記 2/14:

ウェブトフル受講生の方からメールで、また別の方からブログのコメント欄に本日の試験で代名詞問題が1問出題されたとのご報告をいただきました。
(その後、2名の別の受講生の方から同様のご報告をいただきました。 )

人間の記憶には不確かな部分がありますが、上の投稿を受けての、42名の方からのご報告であり、極めて確度の高い情報であると考えます。

コメント
  1. ㌧㌧ より:

    今日の本番で1問出てきました。
    このエントリを見た後なのでさもありなんと思いました。

  2. Katsurayama より:

    ㌧㌧さん

    わざわざお知らせいただき、ありがとうございます!
    心より感謝申し上げます。

    Katsurayama

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