Reading:練習でも3パッセージを60分で解いたほうがいい?

2014-08-18

ウェブトフル受講生の方から

 

TOEFL本試験 Readingセクションで途中時間が足りなくなり、焦り、実力が発揮できなかった。
これまでのReading対策では1パッセージずつ取り組んできたが、1パッセージあたりの制限時間20分をオーバーしてしまうこともあった。
制限時間60分以内に解けるようになるために、TOEFL本試験同様3パッセージ60分のまとまりで問題を解いたほうがよいか。

 

というようなご質問をいただきました。
(いただいたご質問の表現は変えています)

 

同じような質問を過去にもいただいたことがありますし、同様の疑問を持っている方もいらっしゃるかと思われるので、このブログ上で回答することにします。

ちなみにその方のReadingのスコアは20-23くらい(60-70%くらいの正解率)。


私からの回答としては

 

Reading対策として3パッセージを制限時間60分で解くことは基本的にはお勧めしません。
(TOEFL本試験ではReading 4パッセージ、80分のパターンでの出題もありますが [その場合、4パッセージのうちのどれか1つは採点に換算されないダミー問題])


Reading 27(85%くらいの正解率)以下のスコアの人が制限時間内にすべての問題を解けない場合、問題解答のペースが原因というよりは、Readingにおける実力(単語力、英文処理速度、背景知識、文法力、解答力、論理力)不足によるものであり、3パッセージまとめて制限時間内に解こうとしても実力不足は解消されないからです。


3パッセージまとめて解く場合、全問題解答後に正解を確認する際に、最初のパッセージの内容や問題を忘れてしまう部分がでてくるため、再度前のパッセージの内容や問題を確認するために時間を取らなければなりません。

映画を3本まとめて見たりすると、1本目の内容がおぼろげになったりしますよね。
本試験の受験においても、Readingセクション終了後、3(又は4)パッセージすべての内容を詳細に覚えているという方はほとんどいらっしゃらないはずです。

 

また最初のパッセージの問題や単語の確認が終了したころには、2つ目、3つ目のパッセージの内容、問題を忘れてしまう部分があるでしょう。

結果、3パッセージをまとめて解いた場合、1パッセージずつ 順に解くよりも時間がかかることになります。


3パッセージの問題をまとめて解くなら、設問やパッセージ内容の確認は問題を解いたその日に行うべきです。
翌日以降に延ばすと、設問において正解を選択した理由やパッセージ内容を忘れてしまう部分がでてくるので、再度最初から解き直さなければならなくなります。
行うとしてもReading 3パッセージの問題にまとめて取り組むだけのまとまった時間(3-6時間くらい)が取れる日に限定されます。

 

もし3パッセージをまとめて解き、解答を確認するくらいしか行わない場合、実力の向上はあまり期待できません。
取り組み済みReadingパッセージは、出題された問題すべてにおいて正解の選択肢が正解となる理由に対して納得できていなければなりません。
TOEFL Reading試験でいつも制限時間内に問題が解き終わらないような人が、 練習で3パッセージの問題をまとめて解くと、3パッセージ目は結局数分足りなくなります。
例えば、最初の2パッセージで1パッセージあたりの目安時間20分をオーバーし、3パッセージ目を17分で解かなければならないという場合、 問題内容の理解や解法の適用が不十分なまま解くことになり、その3パッセージ目の問題では自分の実力を正確に判定できないだけでなく、効率の悪い学習になってしまいます。

 

Reading対策は、基本的には1パッセージずつの取り組みをお勧めします。
その際、20分の制限時間を意識して解くようにしましょう。
しかし、Readingのスコアが25(75%くらいの正解率)以下くらいのうちは、20分以内に解けなくても当然と考えて下さい。

 

制限時間の20分を意識して解くものの、制限時間を過ぎても解き続け、解き終わったときに何分かかったかを記しておきましょう。
焦って解くことなく、それぞれの問題に対して解法をしっかりと適用しながら、正解率をできる限り高めて下さい。
Readingの実力が上がっていけば、必然的に問題を解くスピードも上がり、制限時間内に問題を解き終えるようになっていきます

 

ただ、TOEFL本試験の問題はPC画面で解くことが求められ、紙の上で問題を解く時と違って視野を広く使えないので、PC上でReading問題を解くことに慣れた方がいいと言えます。
本試験を何回か受験していくなかで慣れてしまう人もいるかと思いますが、Official GuideのCD-ROMや以下のようなオンライン公式模擬試験に取り組むことで慣れを養うこともできます。
(ウェブトフルのReadingコースでは、授業内で扱う問題はPC上で解いていただきます)


TOEFL Practice Online
(Group 4だと、Reading, Listening問題のみの模試が受けられます)

 

また以下だと、ETSの公式サイトとは異なるセットの模擬試験を受けられます。

 

CIEE: TOEFL iBT Complete Practice Test購入ページ

 

あと過去に類似するトピックについて書いています。
以下も参考にしてください。

 

Reading:問題を制限時間内に解けるようになるには? その1(2014年6月30日)

 

Reading:問題を制限時間内に解けるようになるには? その2(2014年7月5日)


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