Reading:問題を制限時間内に解けるようになるには? その1

2014-06-30

CATEGORIES Reading対策by.Katsurayama0 Comments

先日、ウェブトフルの受講生の方から、以下のような質問をいただきました。

 

Reading問題が制限時間内に終わらないのですが、どうしたら制限時間内に全問解答できるようになりますか。

 

この方の現在のTOEFL Readingスコアは15前後。
(Reading 15の場合、50%くらいの正解率 [22, 23問間違いくらい])
目標スコアは100以上。

 

たまたま他の方からも似たような質問をいただきましたので、同じような悩みを持っている方もいらっしゃるかと思い、質問に対する回答をより詳しい形で書くことにします。

時間内にReadingの問題を解くことができない。どうしたらよいか。

 

まず確認したいのは、皆さんの目的は時間内にすべての問題を解くことではありません。
目指すべきは、時間内にできるだけ多くの問題に正解すること。

 

例えば、現在Reading 15の人が、いきなり28点(90%くらいの正解率 [4, 5問間違いくらい])の獲得を目指して、本試験で問題を解いても無理が発生します。
15点の人なら、まずは20点を目指しましょう。

Readingスコア20点は、60%くらいの正解率 [17-19問間違いくらい]。
半分弱、不正解を選んでもOKということになります。

 

よって、本試験で問題を解く際、難しいと思われるような問題にはあまり時間をかけずに解答を選んだり、時には適当にクリックして、比較的易しい問題を解くための時間を確保することが大切です。

 

しかしReading 15くらいの方だと、このように解いても、まだ制限時間内に全問解き終わらないかもしれません。
でもそれでもいいのです。

 

仮に5問分解き終わらなかったとしましょう。
Readingセクションでスコアに換算されるのは3パッセージの45問分(1パッセージ: 15問分 x 3パッセージ)。
3パッセージの問題において5問分解き終わらなかったという場合、40問分(90%近く)は解答済みということになります。
20点を取るには26-28問の正解が求められるので、解答した40問分の65-70%が正解であればよいのです。

そのように考えれば、目標スコアによっては、必ずしも全問題解答する必要はないということが分かります。
全問への解答を第一優先として、それぞれの問題に対して十分に考える時間を取らずに焦って解答すると、ゆっくり解くよりも大幅に正解率が下り、スコアダウンしてしまうかもしれません。

 

TOEFL Readingは25点でも、75%くらいの正解率(10, 11問間違いくらい)。
時間が足りなく問題を何問か解答できなかったとしても、正解率が高ければ、高得点獲得は十分に可能です。

 

しかしながら、Reading 15点くらいの方が「TOEFL試験対策の学習の際に」、本試験の受験のときと同じような感じで、つまり制限時間内に全問解こうとして、駆け足で問題を解くのはお勧めしません。
急いで問題を解くと、問題ひとつひとつに対する見方が甘くなり、結果、多くの問題を解いても、問題に対する解答力が上がりにくくなるからです。

 

話は変わりますが、柔道の「背負投げ 」を身につけたいという人がいたとします。
パートナーに前に立ってもらい何度も投げることによって、正しい投げ方を身につける練習を行います。

その際、回数を意識してたくさん相手を投げてもフォームが崩れていたままでは、技を効果的に身につけることはできません。
よって最初はゆっくりでもいいので正しいフォームを意識しながら投げ、正しい投げ方を体が覚えてきたころでスピードを上げ、より回数多く投げることによって、技を習得するのが効果的です。

 

同様に、Readingの解法を習った頃はゆっくりでもいいので、その解法を意識しながら問題を解き、正解率を高めることを優先すべきです。
「ゆっくりではあるが、正解率が高い」状態になれば、あとは多くの問題に取り組んでいくことで、解答のスピードを上げていくことができます。

 

以上のことから、Reading対策において最初から制限時間を意識して、 問題を解くことをお勧めしません。
(もともと英文に対する論理的思考が身についていて、 あとは問題を多く解けばよい段階という人は別ですが)
ゆっくりでもいいので、 ひとつひとつの問題を考えぬき、自分なりに解法を意識して解答するようにしましょう。
その上で不正解を選んだ場合、なぜ不正解の選択肢を正解と思ってしまった理由を分析することによって、解法に磨きをかけることができます。

 

しかし「本試験」においては、難しめの問題に時間をあまりかけることなく、時間配分を意識しながら解くようにしましょう。
目標スコアによっては、何問か解き終わらなくても問題ないので気にせず、次のListeningセクションに動揺を持ち込まないようにしてください。


ということで「問題を制限時間内に解けるようになるには?」というブログのお題でありながら、「Readingでより高いスコアを獲得する方法」について話をしました。

 

ただ「パッセージをより速く、より正確に読めるようになりたい」と思われる部分もあるかと思います。
ということで、次回の「その2」でその話をします。

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